メリット、デメリット様々ありますが、まずは先生方がどこで開業したいかが重要です。
地元でどうしても開業したい、今住んでいる場所から動きたくない等、譲れないポイントもあると思います。
一生に何度もあることではないので話し合いを重ね1〜2年、場合によっては長い期間をかけてじっくり決めていきましょう。
土地からお探しの場合
都心部
▶︎メリット
- 患者数を多く見込める
- 交通の便が良く、アクセスしやすい
- 人口が多いので従業員の確保がしやすい
▶︎デメリット
- 土地の価格が高い
→購入するのは難しく、借地になりがち
→借地では銀行融資の担保にならないことがある。(※①)
→広い土地が必要だと難しい(診療科目による) - 人件費・維持費が高くなる
※① 当事務所は銀行とのつながりが強いため、交渉可能です。
郊外地
▶︎メリット
- 土地の価格が都心部に比べて安い
→広い土地もあり、大規模での営業も可能 - 都心部に比べて競合が少ない
▶︎デメリット
- 人口が少なく、集客が難しい
- 診療科目によっては需要がない(※②)
※② 事前の調査により予定地に需要があるか予想することができます。
クリニックモール・テナント
▶︎メリット
- 土地を買う必要がないので初期投資が抑えられる。
- 広い土地を利用したクリニックモールであれば駐車場が共有できる。
▶︎デメリット
- 診療科目によっては広い面積が必要になるので、複数のブロックを借りなければならない
- 駐車場の土地が狭い場合、複数の業者が集まるため、台数の確保が難しい。
開業地の選定は最も重要なポイントです。
診療科目によっても適した場所は変わってきます。
予算の問題もあるかと思いますが、理想の場所が見つかるまで時間を掛けて決めていきましょう。
診療科目ごとの開業地探しに関するアドバイス
心療内科・精神科
- 他の科と比べて費用を抑えることができる
- 【立地に関して】
他の科とは違い、体は健康な方も多いので例えばビルの上層階でも営業可能
通っていることを知られたくない方が多い
あまり駅から近過ぎても入りづらい
大きな通りから1本中へ入ったところ、2階以上のテナントなど人目につきづらい場所が好ましい
- 【内装】
防音設備が重要。他の部屋の会話が聞こえてくると、自分の声も聞かれているのではないかという心配をされる方もいらっしゃいます。
患者さんの急変時に医師・スタッフの安全確保を考えなければいけない
出入り口を複数用意する等の対策
リラックスさせられる落ち着いた色合い。